スティール・ライフ 短編集
¥1,000
サークル名:team hatari 作家・アーティスト名:久納 一湖 舞台は近未来の都市メトロシティ。違法に製造されたオートマタと戦う主人公、伊野田らのサイドストーリーをまとめた、4人4話の短編を時系列順に収録。 ハードボイルド、サイバーパンクでありつつ退廃的な世界観楽しめる1冊になっている。シリーズ1作目。 ※流血描写あり 収録 『ファーストコンタクト』 荒地を訪れた主人公(20代後半)が、のちに相棒となる笠原拓と出会う話。 # 飲みすぎ注意 #若かりしあの頃 #第一印象最低 『ハードボイルドセレナーデ』 主人公+笠原+監視役で、危険な機械の起動を阻止しようとする話。 短編集2の伏線がある。 #ライバルの女 #戦う理由 #流血 『フクロウは迫りくる黄昏に飛び立つ』 サブキャラの黒澤(当時30代前半)が、地元のドジ保安官と厄介ごとに巻き込まれる話。 メトロシティに来る前の出来事。 #田舎暮らし #巻き込まれ型 #ツンデレ 『余談ですが、彼について私はこう思う』 主人公が、成り行きで高見佳奈(20代)の仕事を手伝う話。 #プライベートトーク #したたか女子 #ご飯休憩 いただいた感想 ・言葉がぜんぶ綺麗で、読み進めるのが心地よいです。 ・近未来ですが、古びた木造建築やラジオ、ボウガンなど所々レトロなアイテムが登場するところもツボでした。 戦闘シーンも臨場感があって泥臭く、カッコ良かったです。 ・最後のお話のような、人物同士のプライベートな生活の会話がアクションと共に織り込まれているのも素敵でした。 ・近未来なのにレトロ感+退廃的なのが新しい ・主人公が人間くさくてよい ・武闘派、頭脳派みたいにポジションが分れてるからキャラの個性があっていい ・チームの絡みが、見ていておもしろい など。ありがとうございました。 SF 書籍|文庫判(A6) 164ページ 1,000円 2023/4/4(火)発行 表紙デザイン:ハルサカ様
hiri hiri-
¥700
サークル名:team hatari 作家・アーティスト名:久納 一湖 夏焼海斗は明るく元気な高校三年生。学校が大好きなクラスの人気者。いつもしっとり憂鬱げな冬川霜介は、ある理由から夏焼がちょっと苦手だった。 まったく接点のない二人だが、ヤンキーに絡まれた冬川を夏焼が助けたことをきっかけに、次第に仲が深まっていく。 ヒリヒリしてホッコリして、優しい気持ちになる札幌が舞台の青春ストーリー。シリーズ1作目。高校生編。全年齢。 札幌を舞台に繰り広げられるteam hattari 初の青春BLストーリー。タイトルは作者の好きなスープカレー店hirihiriから。 北13条東、大通公園、ステラプレイス、創成川沿い、学園前etc..などの場所がでてきます。 作者おすすめスポットと、簡易マップつき。札幌観光にもどうぞ。 収録 『hiri hiri』 夏焼くんと、夏の話。 『shin shin』 15歳。冬川くんと、出会いの話。 いただいた感想 ・人は見た目によらない ・海斗も霜介もそれぞれの名前の通り、鮮やかで眩しい夏とキリリと繊細な冬のようで、それこそヒリヒリと、しんしんと滲みました。可愛くて少し痛い、高校生、いいですね…!! BL 書籍|文庫判(A6) 140ページ 700円 2024/4/20(土)発行 表紙デザイン:ハルサカ様
夏のカレエ
¥500
サークル・作家名:エカレエリ 9篇の詩画集。36pを綴る、詩とアナログペン画。祭りの熱、恋の毒。夏は遠いが、すぐそばに。 ----『赤髪とお囃子』 喧騒渦巻く夏祭りの夜、人混みを縫うようにして「赤髪」の面影を追う一人の高揚感と切なさを描いた叙情詩。お囃子のリズムが二人の鼓動と重なる。
恋ンRUNドリー
¥300
サークル・作家名:エカレエリ 10篇の詩と色鉛筆の挿絵。静かに交錯する四人の男女を描いたオムニバス。 前から読んでも後ろから読んでも、渦に巻き込まれている。 ■印刷物でしか味わえない仕掛けをお楽しみ下さい。 誰かが去り、誰かが残り、そして二人が出会う。 コインランドリーの回転が終わる時、私たちの物語は新しく回り出す。 コインランドリーの渦を見つめながら、私たちは「二人の孤独」を卒業していく。 ----『渡り鳥との別れ』 季節が巡り、鳥は去る。もろい巣を壊したのは、私自身の決意。
密会の森で1
¥600
サークル名:鶏林書笈 作家・アーティスト名:鶏林書笈 曼珠国から木槿国に嫁ぐ王妃に侍女として同行した侍中(朴尚宮)。王族の青年・岐城君に出会い恋に落ちます。
掌上筆戯Ⅲ
¥400
サークル名:鶏林書笈 作家・アーティスト名:鶏林書笈 朝鮮王朝時代の王たちの心情を描いた短編集。
萌ゆる想いを、この花に〜賀茂真守とうずら丸編〜
¥500
サークル名:葵月 作家名:冴月希衣 【少年陰陽師・賀茂真守と人語を話す妖猫うずら丸の平安時代〈癒し〉コメディ】小説と漫画のコラボ本です 小説パートは少年陰陽師・賀茂真守&人語を話す妖猫うずら丸&キュートな女官・藤原篤子の嬉し楽しい日常譚 漫画パートは宮中の華・東風の君&源雪平&ぬうとりあの活劇編 ほんのりBL 【試読:小説パート『固い蕾が綻ぶ時、紅く咲くのは恋の華』より抜粋】 第一章 紅瞳の白猫 1 一日の終わりを飾る、誰そ彼時。山の端を染めていた夕焼けの『紅』が、ゆっくりとその色を消していく。 空の高い位置にある雲の輪郭だけが、唯一、わずかに夕焼けの色を映しているけれど、これも直《じき》に消えていくのだろう。 今は、夜の帳が辺りの全てを覆うのを待つばかり。厳かで儚い、このひと時が私はとても好き。 誰そ彼時は、逢魔が時とも呼ばれる。昼と夜とが混じり合う時の狭間には、魔が潜みやすい。妖魔に出会わぬよう、独りになってはいけない。気をつけなさい。と人は言うけれど、私はそうは思わない。 だって、ほら見て? 空は夜の藍色に染まっていってるのに、雲の縁だけが赤銅色に輝いてる。こんな美しい光景、今しか見られない。それに、とても美しいからこそ、他の誰かと一緒ではなく、独りで眺めたいのだもの。 「独り占めが、いいわ。あぁ、でも私、光成《みつなり》お兄様となら、この空を一緒に眺めたいのだけれど」 水やり途中の水差しを脇に置き、つと、溜息をつく。 お兄様と呼んではいるけれど、実の兄ではない美しい男《ひと》の姿も、消えゆく夕空に思い浮かべた。 幼き頃よりずっと、憧れ、見惚れ、愛しく想ってきた相手。藤原光成様。大納言家の嫡男で、帝に仕える蔵人《くろうど》。艶麗さと聡明さ、弓の腕前とを兼ね備えた比類なきお方。 私の、片恋の相手。 大納言家の傍流の血筋の自分とでは、とても釣り合わないと諦めつつも、幼き頃よりお慕い申し上げてきた。 「でも、お兄様は私を嫌っておられるから、ともに美しい光景を眺めることすら、叶わない願いなのでしょうね」 私が帝に仕える上《かみ》の女房となったのは、蔵人である光成お兄様のお姿を、時折でも内裏《だいり》で垣間見ることができるのではと期待したから、だなんて。言っても、きっと信じてはもらえない。 だって私は、お兄様と顔を合わせると、いつもきつい態度を取ってしまうのだもの。 「好きすぎて悪口を言ってしまう私のことなんて、お兄様はきっと、お嫌いで……」 ――どすんっ! 「えっ?」 帝のおわす大内裏《だいだいり》。内侍司《ないしのつかさ》の庭で薄明《はくめい》の空を見上げながらの虚しい独り言の最中、その空から大きな物体が落ちてきた。 「何、かしら。とても大きくて、〝白くて紅い何か〟だったような……」 それが落ちたのは目の前の茂み。つい先ほどまで自分が水やりをしていた、朝顔や他の草花が密集している場所へと、そろりと近づいてみる。 確認しなくては。『白くて紅い』なんて、おかしな表現だけれど、本当にそう見えたのだから、それを確認しなくては。 「ぎぃっ、ぎぎっ」 「まぁ! これはっ?」 そこには、深紅の瞳を妖しく煌めかせる大きな白猫がいた。その真白き体毛は緋色の炎に縁取られ、ちりちりと逆立っている。 ――今、まさに逢魔が時。 「ぎっ、ぎぎぃっ」 耳障りな唸りを聞かせている〝それ〟は、どこからどう見ても、妖《あやかし》だった。 2 「あら、あなた、怪我をしているの?」 「ぎぎぎっ、ぎぃっ!」 不思議なことに、突然、空から降ってきた妖猫を怖いとは少しも思わなかった。それどころか、その身体中に刻まれた傷がとても痛々しくて。手当てをしてやりたい、痛みを取り除いてやりたい、その欲求だけが頭を占めていく。 唸り声で威嚇されても構わずに、朝顔の蔓の上でうごめいているその身体に近づき、あれこれ世話を焼いていた。 「ちょうど傷薬を持っていて良かった」 庭木の水やりと手入れをする時は、必ず傷薬を持つようにしていたのが功を奏したようだ。気をつけていても、枝や固い茎で指先を傷つけてしまうことがよくあるから。すぐに塗れるよう、いつも常備している薬を塗ってあげる。 「これ、とても良く効く薬草なの。早く治りますように」 「ぎぃっ、ぎぎぎっ、ぎっ?」 全ての傷口に丁寧に薬を塗り込み、そっと身体を撫でてあげたその時。それまで私を威嚇していた唸り声が、初めて、何かを尋ねるような音に変わった。 「あなたの身体、緋い炎で覆われてるのに、私が触っても熱くなかった。人の身である私でも、ちゃんと触れるように温度を調節してくれたのでしょう? ありがとう。そんなとても優しいあなただから、少しでも痛みを無くしてあげたかったの。早くお家に帰れるように」 自信はなかった。けれど、この妖猫は少しは人語を解するのではないかと期待した私は、自分の気持ちを伝えた。御礼と、いたわりを込めて。 「ぎぎぎっ、ぎぎぃっ……お、まえ……ちがう、ぞ」 すると、妖《あやかし》の様子に突然の変化が。唸り声がたどたどしい人語へと変わった。 「ありがとう、は……かいえん、の……きもち、だ。かいえん、は、おまえ、に、ありがとう、いうぞ」 「かいえん?」 妖が人語を話したことに驚きつつ、その者の名前と思われる言葉を復唱した瞬間、相手の様相が変わり始めた。絵巻物で見た獅子のよう、と思っていた巨大な輪郭が、突如、ぐにゃりと崩れ、どろりと重い妖魔の気配が徐々に霧散。見る見るうちに身体が小さくなっていく。 「ぴよーんっ」 一瞬のちには、真っ白い毛並みと緋色の瞳を持つ、小さな獣の姿がそこに現れていた。 「ぴよんっ、ぴよーんっ」 甲高い鳴き声の珍妙さが脱力を誘う、愛らしい子猫の姿だ。思わず、両の拳をぐっと握り込んで叫んでしまった。 「かっ、可愛いっ!」 これが、妖猫の灰炎《かいえん》との出会いだった。
知り初めし恋に萌ゆ萌ゆ
¥300
サークル名:葵月 作家名:冴月希衣 【平安時代はお好きですか?】 中納言家の若君、源希(みなもとののぞむ)は帝にお仕えする六位蔵人。 花形の官職に十六歳で任じられた将来有望な少年は、ある日、母の客として邸を訪れた帥宮(そちのみや)と出会う。 弓の稽古に苦戦していた希に優しく手ほどきをしてくれる宮様。麗しく知的、弓の名手でもある貴公子にのぼせ上がってしまった希は、宮に会うためだけに彼が通う姫の邸周辺に出没し始める。 【女性遍歴華やかな宮様と、純粋培養の若君】 雅で異端な平安BL絵巻、紐解いてみませんか? 【試読:第一章より抜粋】 希のものよりも大きな手が差し出され、おずおずとそこへ伸ばした少年の手はすぐにきゅっと包まれた。途端、さあっと吹きつけてきた秋風が希に薫香を届ける。 沈香かな? それに丁子、甘松香、甲香だろうか。宮様は、御姿が美しいだけでなく、身に纏われる香までが艶かしいのか。 帥宮の衣に焚きしめられた香の芳しさに、白雪のごとき頬をぽうっと染めた少年は、早速、弓の指南を開始した麗人の的確で優しい手ほどきに、どんどんと顔の熱が上がっていくのを止められない。希の手を取り、肩と胴を支え、腕の位置を直してくれる指南の最中、どんどん、どんどんと体温も上がっていく。 「そう、良い子だ。其方は、筋が良いな。まこと、教え甲斐がある」 耳元で囁かれる艶声をもっと聞いていたくて、熱をもった頭と身体を奮い立たせた希は貪欲に教えを吸収し続ける。 「ふふっ。だが、覚えが良すぎるのも考えものであるな。他のことも教えたくなってしまうではないか。危うい子だ。この私に別れがたい感傷を与えるとは、なんと危うく、愛(う)いことよ」 手ほどきの最後、帥宮から与えられた甘い声と軽い抱擁が、別れた後もしばらくの間、少年の白皙の頬に朱を散らし続けていた。 風に踊る紅葉よりも更に朱い熱情。それは希が初めて体感した本気の恋の奔流だった。
- Roadside Witness -
¥500
サークル名:ayairoyakata.jp 作家・アーティスト名:あやいろ キャンディッド・フォト作品集。モノクロ・32p。 — キャンディッド・フォト: 被写体に気づかれることなく、その自然な表情を撮影した写真のこと。 「キャンディッド」とは「率直で遠慮がない」という意味。 (artscape/冨山由紀子) — 1930年代、国際外交政治の現場を人間味溢れる描写で一世を風靡した報道写真家、エーリッヒ・ザロモン(1886-1944)を始祖とする写真の一ジャンル、キャンディッド・フォト。その後もロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、エリオット・アーウィット、マリオ・ジャコメッリ、日本では土門拳、森山大道など、歴史に名を刻む多くの写真家が武器とする撮影スタイルだ。 広告写真やポートレートと異なり、被写体との間に契約も合意も存在しない。風景写真のように、鑑賞者の美意識をくすぐる訳でもない。昨今の「インスタ映え」などとはおよそ無縁。 キャンディッド・フォトは撮影者自身の作家性を剥き出しにした、エゴイズムの落とし子である。 被写体の自然な表情を捕えるのがキャンディッド・フォトの真髄だ。だからこそ、「被写体に気づかれないように」撮る。スマートフォン備付のカメラが街中に溢れ、誰もが簡単に撮って出しを世界中に公開できる現代では、こうしたスタイルは時に蔑みの眼を向けられ、衝突の起因になることも珍しくない。 名だたる写真作品の本流ともいえるキャンディッド・フォトは死につつあるのか。 意図しない・演出ではない立ち振舞いを永遠に残すことは、もはや価値のないことなのか。 これは、路傍で目撃した、市井の人々の日常の一瞬を捕らえた、ささやかな記録である。
表層を歩く
¥800
作家・アーティスト名:熊野 2025年2月15日発行 14.8センチ正方形サイズ 32ページ 土偶や縄文土器の存在が気になりはじめて早数年。ちょこちょこ遺跡に行くようになったら、いつの間にか、ものすごい量の縄文写真を撮っていた。 そんなたまりにたまった写真の一部を、本にしてみただけの、特に何の情報も知識も得られない、私が縄文遺跡を見て感動している、というだけの縄文遺跡散歩フォトエッセイ。
君のその足の下の道の下
¥600
作家・アーティスト名:熊野 2023年6月18日発行 13センチ正方形サイズ 16ページ 時間が流れていくこと、重なっていくことを考えて書いた詩5編を集めた小冊子。 デザインは縄文時代を少し意識して、表紙はストーンサークルっぽくしている。
花森遊梨アンソロジー アンドロメダによろしく
¥400
サークル名:花森DESK・如月園 作家・アーティスト名:花森遊梨 花森遊梨が初めてこの世に出した、アンソロジーだ! 思えば、新宿の丸井のためにこの本を作ったことから私の人生は海外ドラマ感覚で始まりました。そんな始まりのお話たちです。 タイトルはペンギン系Vtuber のA様リスペクト! 各話紹介 恥の多い夏、終わる~誠司(♂)と久留美(♀)~ 夏、終了のお知らせ。 花火は全滅。 海はクラゲ。 ドライブは覚醒からの即撤退。 何一つ成功していないのに、なぜか関係だけは続いている。 これは、 「思い出づくりに失敗し続ける二人」が繰り広げる会話型・敗北系青春コメディ。 ー 二人の後ろの道 忍埼忍――瞬発力全振り型ヒロイン。 晴山晴翔――持久力特化型スロウス男子。 高校デビューを目論みながら、 結果的に“自己嫌悪をマッチョ化”させただけの二人。 新年早々リモコンバトルから始まり、 河川敷ランニング、そして経済を回す外食論争へ。 これは、才能も実績もないけれど、なぜか読んでしまう二人の等身大未満の青春譚。 砂山・テセウス・そしてアオハルー青春のパーツをゆるふわにバラセー 青春とは何か。 それは、 強制されるものか。 消費されるものか。 それとも、炎上のように演出されるものか。 甲子園出場に浮かれるクラス。 そこに馴染めなかった二人は、 青春を否定することを選ぶ。 だが否定の果てに残ったのは、 互いの存在だけだった。 これは、 青春を拒んだ者たちが 自分たちなりの青春を見つけるまでの物語。 立夏コールド Days 5月5日、立夏。 気温8℃。 屋外プール、貸切。 飛び込む幼馴染。 止める彼氏未満。 低体温症、発動。 高級ホテルでやることが 寒中水泳と人間製造カップルからの逃走という どうかしてる高校生二人。 ロマンより生存本能が勝つ、 異常気象系・青春サバイバルコメディ。 Re それぞれのハロウイン ハロウィンの夜。 人々が悪魔の仮装をする一方で、 腐りかけた果実と共にハロウィンのお料理を仕上げる二人。 豊穣と腐敗。 祝祭と暴力。 甘いアイスと、苦い油の匂い。 世界が騒がしく狂う夜、 二人だけの静かな収穫祭が始まる。 ライフサイクリング・クライミング ーアンドロメダによろしくー 花森遊梨は、恋愛を信じない。 恋愛は資格のようなもの。 持っていなくても生きてはいける。 けれど、持っていないとどこかで減点される。 そんな世界に、 「恋愛の化身」を名乗る少女が現れる。 ――この世界に恋愛をする理由があるというのなら。 ――この世界に恋愛をする理由がないというのなら。 喫茶室コーニーズで交わされる、 恋愛論、社会論、自由と孤独の話 登山のように、 登ることよりも降りることの方が難しい人生の話。
うみといくらとわすれられた青春
¥400
サークル名:花森DESK・如月園 作家・アーティスト名:花森遊梨 本当は資金的な意味で作る予定はなかった幻のアンソロジーを限定販売!今年のもじのイチまでの一年で、寄稿を断られたり、一年の節目に書いたのに読者が幻だった、花森遊梨命の証! 一冊四百円!命の大安売り!最低賃金を余裕で切ってる価格で自分以外の命を買い叩ける経験をしましょう! 各話紹介 一月一日何の日だ? 年末、義父は要介護認定。 見舞いに行った両親は血まみれで帰還。 帰省? 初詣? 紅白? 全部パス。 女子大生・緑田萌葱の年越しは、 赤井丹とのだらだらトークと、 台所で仕込む豚汁と、 正月でも営業するサイゼリヤから始まる。 家族は崩壊寸前、 でも二人の会話はなぜか軽快。 これは、 「忘れていることにすら気づかない」若者たちの、 ちょっと毒の効いた年末年始ストーリー。 忘れられた青い春 中学時代はわりとハードモード。 受験は「勉強したい」よりも「ここから出たい」が動機だった。 進学した高校は、あとから知ったらサッカーの名門校。 放課後になると、校舎じゅうがサッカー部員で埋まる世界だった。 そこで気づいたのは、 人はみんな本気でその役をやっているわけじゃない、ということ。 レギュラーを本気で目指す人もいれば、 名門という看板の中でうまく“その他大勢”になる人もいる。 二色の海 見られることは、怖い。 でも、見てもらえることは、あたたかい。 赤いパーカーの奥に身を隠してきた少女と、 世界を疑わないみたいに笑う少女。 海という開けた場所で、 視線と向き合い、 肌をさらし、 ほんの少しだけ鎧を脱ぐ。 波打ち際で交わした一枚の写真は、 “他人に見せるため”ではなく、 “自分を認めるため”のものだった。 これは、 色の違う二人が、同じ海に立つ物語。 アクアンパラダイス 人工の海で、 本音が浮かぶ。 黄金比と壊れかけ。 完璧と疲労。 「生きてる感じ」を探す、 不健康なふたりの一日。 『アクアンパラダイス』 ——救わない。支えない。ただ、隣にいる。 命あっての贅沢丼 帰ったら、いくら丼がある。 それだけで、今日を乗り切れた。 けれど丼は、駅に置き去りになった。 代わりに食べた人工いくらは、 本物の味はしなかった。 それでも—— 自分のために“買おう”と決めたあの気持ちだけは、 確かに残っている。 命あっての贅沢丼。 失ったのは丼か、 それとも、少しだけ信じていた何かか。 ふたりで歩く地下書庫 かつて「本は麻薬」と言い放っていた福圓家。 けれど三冊の本――蝿の王、風と共に去りぬ、仮面の告白――が、その価値観を静かに覆した。 舞台は競艇と倉庫の街・S県。 明るく奔放な姉・陽菜と、静かな知性を湛えた妹・梨花は、市立中央図書館の「地下書庫特別公開」に足を踏み入れる。 そこは、忘れられた物語が眠る場所。 古い紙の匂い、重たいハードカバー、そして幻の一冊 やがて二人は、 ポケットモンスター The Animation MOTHER2 ギーグの逆襲 という予想外の再会を果たす。 これは、本を嫌っていた家族が、 地下書庫で「物語の本当の重さ」に触れるまでの物語。 光のような姉と、影のような妹。ふたりで歩く地下書庫が、世界の見え方を変えていく。
岩名理子作品集Vol.1 ホラー/SF/オカルト編
¥400
作家・アーティスト名:岩名理子 あらゆる種類のブラックジョーク、ホラーを集めた短編集です。どれもさらりと読めるため、隙間時間の読書に最適です。 ※本書はコンテストで入賞したものや優秀作品などの名作も含めております。 【収録作品】 ドッペルゲンガー アオキノコ 完全なる善意 パラレル・ブルー ブルーホール さらわれた宇宙人 ツチノコ 死泥 静かなる殺意 増殖
岩名理子作品集Vol.2 コメディ・恋愛編
¥400
作家・アーティスト名:岩名理子 あらゆる種類のコメディ・恋愛を集めた短編集です。どれもさらりと読めるため、隙間時間の読書に最適です。 ※本書はコンテストで入賞したものや優秀作品などの名作も含めております。 【収録作品】 黒 韋駄天 ラブレターの主を探せ 黒瀬くんの黒い噂 桜下人魂事件簿 新入社員の迷田くんは極度の方向音痴です 真贋バトル
SECONDMAN&ORCA: Happy Lucky Universe
¥800
作者:OSU(S@yu&おかぬ) 「借り物の街」RENT CITY(レントシティ)。 様々な人々が様々な理由で暮らすこの街には、「超能力」を持つ人々が平和とスリルを求めて生活していた。 平和を愛するヒーロー セカンドマンは、スリルを楽しむヴィラン オルカに振り回される毎日。 時には宿敵、時には相棒…? ヒーローとヴィランの凸凹コンビが破茶滅茶な日常を繰り広げる。 「大阪コミコン2025」メインビジュアルコンテストで優秀賞を受賞の、愛知県を中心に活動される創作ユニット「OSU」(作者:S@yu&おかぬ)のコミック作品
胎動短歌Collective vol.6
¥2,000
SOLD OUT
【参加者(寄稿者)一覧】 伊波真人 宇野なずき 岡野大嗣 岡本真帆 荻原裕幸 カニエ・ナハ 金田冬一/おばけ 上篠翔 川奈まり子 狐火 九月 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 志賀玲太 鈴木晴香 高橋久美子 竹田ドッグイヤー tanaka azusa 俵万智 千種創一 千葉聡 寺嶋由芙 toron* 野口あや子 初谷むい 服部真里子 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 藤岡みなみ フラワーしげる ふわんわん 堀田季何 枡野浩一 宮内元子 宮崎智之 宮田愛萌 村田活彦 和合亮一 ikoma (50音順/敬称略) ジャンルを超えた誌面上の短歌フェス こと、「胎動短歌シリーズ」最新刊 全42名が参加、連作8首を寄稿
三ヶ月の砂時計
¥1,500
SOLD OUT
著者 雨宮レイ.さん かずなしのなめさん k-ingさん 鈴木桜さん BPUGさん 八月八さん 138ネコさん 木塚 麻弥さん 酒本アズサさん 長山久竜さん 古里さん 11名のプロ作家であり、東海在住の作家様のアンソロジー。 サインもお付けして1名の方に販売いたします。 ※イベントの見本誌として展示した作品です。その点はご了解ください。 ※アンソロジーの参加作家の中でもイベント未来場等でサインのない作家様もいらっしゃいます。その点もご了解ください。
雨の日の、選ばないという選択
¥780
著者:砂東塩 窓の外にはさらさらと雨が降っていた。 軒先の紫陽花を、ライムグリーンの傘の女性が眺めていた。窓のフレームのなかにもう一人、ひっつめ髪の小柄な女性が現れる。彼女が何かを話しかけ、ライムグリーンの傘が閉じられた。 星型の、薄っすらと青みを帯びた花ビラがぱらぱらと咲く、鉢植えのガクアジサイ。 ガリガリと音がしていた。 私の手はくるくると手元のハンドルを回し、ゆっくりと挽かれていく珈琲豆の、抽出前のある種直接的な香りがあたりを満たしていた。 「ああ、僕、あの紫陽花気に入ってたんですけど、売れてしまうかもしれませんね」 私の向かいに座るその人は、少し淋しげに窓の外を見ていた。 「さっさと買わないから」 「そうですね。他にもいくつか迷っていて、優柔不断はいけませんね」 そうですよ、と私が言うと、彼は素直に「はい」と頷いた。手元がふと軽くなる。 「挽けたようですね。じゃあ、お淹れしましょう」 彼は立ち上がり、脇にあったカセットコンロに火を付けた。 ステンレス製のコーヒーポットはすぐにシュンシュンと音を立て始める。消えそうなくらいに火を小さくし、彼は私の挽いた珈琲豆をドリッパーに移した。 「実は僕の分も入ってたんです」と悪戯らしい笑みを浮かべる。 彼と初めて会ったのは春先だった。 友人の経営するこの花屋によく顔を出していた私は、ある日雨宿りがてらここに寄った。 引っ越しとともに車を手放し、雨が降るたび、やはり車を持とうかと考えたりする。車があれば服が濡れることもなく、靴も晴れの日と同じもので構わない。傘すら必要ないくらいだ。 あの日もそんなことを考えながら、バス停に向かう途中で店に駆け込んだ。 しとしとと降っていた雨が急に風を伴ってはげしくなり、店主の明日菜は慌てて軒先の鉢を避難させていた。その時、見たことのない男性がそれを手伝っていた。 「普段は何箇所かで移動販売をしてるのですが、雨の日はこちらで営業させてもらうことになりました」 そう言った彼は「旅する珈琲屋 白木理人」というショップカード兼名刺のようなものを私に差し出した。 中央公論新社「5分でとろける恋物語 しっとりビター編」の『恋』の、砂東塩の短編集 こちらの通販サイト他は、東京・透明書店の文学イベント事務局の棚より購入可能。